2018年1月20日土曜日

バトルフロント(2013)

バトルフロント


~父の愛~


〇はじめに
 原題「HOME FRONT」




〇こんな話
 和解せよ!





〇父の愛
 学校における子ども同士の諍い。そこに親が呼ばれ一触即発状態になり一線越えてしまうわけだが・・・

 大人が子どもを、親が子を守る。これはある種当然で。ただその守るためにすることの度合いってのがまた人によりけりってな話が面倒くさいところで。プライドや面子ってものがあったりなかったり。

 子どもの喧嘩に親が関わる加わる。子ども同士から親同士の問題に発展する。そして家族の問題に、もう当事者が関係してないところで独り歩きを開始してしまう始末・・・。


 そんな状況における娘の護身術の位置づけ。自分で自分の身を守る。これってのは他者を介入させないというか、自分の問題は自分たちつまり当事者間で決着を見るってな話の礎なんだよね多分。しかしそれを越えてしまう、抑えきれない事態ってのはあるわけで。それを最初の潜入捜査の件における顛末で描いている。

 いや違うのか。そんな度を越えた事態に理不尽にも巻き込まれてしまう恐れがあることへの対処法の1つなのか・・・


 まぁ何にせよ父親が娘を何としてでも守り抜くってな話を際立てたいがためのものだよね。ジェイソン・スティサム仕様を父の娘への愛ってところにうまく昇華できたんじゃないかな。

 ただ如何に悪く描かれようとも、相手側の親子が不憫に思えてならないのよね。彼らも根っからの悪ってわけではなく、素直になれないだけというか、引くに引けないというか、対話とか和解の方法を知らないだけでね。改心する兆しはあるものの自浄作用が無いというか機能しないのもまた問題で。いやだからこそ世間で有名な悪みたいな話があるわけなんだけど。意図して描いてるのかもしれないが、どうもスッキリしないのよね。まぁ彼らもまた余所に事は進展していくわけだけど・・・

 あと相棒は死ななくてよかったんじゃない? あれは生きてるのかな?





〇最後に
 娘たちを溺愛しているシルベスター・スタローンだからこその作品ってのもあるのかもね。


 ではでは・・・


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