2018年1月5日金曜日

クロスファイア(2000)

クロスファイア


~悪は滅びるべきである…~


〇はじめに
 矢田亜希子も良いんだけど、「世にも奇妙な物語」の広末涼子Ver.も堪らないんだよね。



 長澤まさみが眩しすぎる・・・(/o\)






〇想起する作品
 「インクレディブル・ハルク」(2008)
 「殺人の告白」(2012)
 「ミュージアム」(2016)
 「22年目の告白 私が殺人犯です」(2017)



〇こんな話
 怒りの炎は自らをも焼き尽くす・・・


〇勧善懲悪
 途中から作品のジャンルが変わる違和感が顕著なのがね・・・

 イチ個人の復讐というところから勧善懲悪を掲げるヒーローものへのアンチテーゼともとれる…いや批判かな?…様相がね。飛躍させ過ぎたかな。




 犯人のこいつ死ねばいいのに(# ゚Д゚)…といったイライラは抜群だし、そんな奴に対しても果たして復讐といえど殺していいのかと一方的に悩む被害者遺族を描くことで、理不尽で不条理な腐った世の中(…とどこかで思ってしまっている現状)を訴える意図はわかる。人が人を…という限界故に正義が必ずしも罷り通らない、犯罪や犯罪者に対して正常に機能しない現行のシステムに怒りが募る。


 被害者遺族という復讐が許されるなら一番に権利を得るだろう被害者と一番近しい間柄の伊藤英明と、足が付かず復讐を完遂する力を有しているが想い人の妹という距離感のある矢田亜希子とでの葛藤までは、死した妹と今生きている彼女とで揺れる恋愛物語の延長としておもしろいのだが、バトルものの様相を呈してくる後半はどうも違和感が先行する。

 バトルものと称したが、彼ら人外能力者集団のやろうとしていることは、当に勧善懲悪ヒーローものの体現である。犯罪者を裁くシステムが機能しないのであれば、独自に制裁するシステムを作り出して何が悪いのだと。そもそも法を犯した人間に対し法を適用してやる必要は無いのではないかと。正義を掲げ悪を粛正するという行為は一見道理に合うわけっだが・・・、ではそれがこの作品でそれはどのように見えたのか?・・・といったところがポイントなのだろう。

 しかしイチ個人の復讐(私的制裁)という延長に見る法外の社会的制裁の機能までを訴えかけるのならば、人が人の手によって〇〇するというところをもっと根底に据えるべきだった様に思う。超能力ともなると現実からの剥離が大きくなってしまう。刑事である桃井かおりの存在や、復讐に燃える刑事の配置もそういったところへの配慮だろうがどうも弱い。

 安全地帯からほぼ匿名で自らを正義と称し罪の自覚無く人を非難及び誹謗中傷することで社会的な抹殺を図るってな現象が昨今話題を集めるが、そんなネット社会を題材にすればこの話ももう少しうまくまとめられたのではなかろうか。

 まぁでもそういった作品は昨今作られてるのでね。その時代故のという意味でこの作品は何か強味や訴えるべき事があったのかな・・・と探ると私には見えてこなかったのよね。






〇最後に
 長澤まさみ滅茶苦茶かわいいな(*´▽`*)




 ではでは・・・

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