2018年5月17日木曜日

ザ・リング リバース(2017)

ザ・リング リバース


~ビデオの数だけ呪いがある~


〇はじめに
 なんで今「ザ・リング」なのかという説得力が無くないか・・・??





〇想起する作品
 「ファイナル・デスティネーション」(2000)
 「リーピング」(2007)
 「イット・フォローズ」(2014)
 「ドント・ブリーズ」(2016)



〇こんな話
 ビデオの数だけ呪いがある。







〇呪いは時代に取り残されない
 リブートブームで現代Ver.にする、現代に置き換えてみるってな話は「ジュマンジ」でもやられたけど、感染系伝染系のホラーだと最近「イット・フォローズ」なんて奇抜なのが出ちゃったし、SNSを題材にするのは結構だけど、今そんなん大量生産されてるしな・・・

 最近レトロブームが若者の間で巻き起こってたりするところに付け込んだのだろうか、ただそれならビデオの件がおざなりな感じがするし何とも言えない・・・

 それに対して別段SNSを頻繁に利用するわけでもないときたもんだ・・・ 

 ただ一時期こういったホラーが流行ったなってな懐かしさは感じる・・・かな?




 どうせなら秘密裏にビデオの調査が行われている、教授が研究しているという話よりも、ラストの拡散される件を起点とした方がよかったんじゃないか? 自分の呪いを移すために不特定多数の人間が閲覧するサイトに放り込むとか。今やTwitterなりなんなりトレンドを把握するのに必要不可欠なモノがやたらめったらあるじゃないですか・・・

 情報源及び発信元が不明な情報に踊らされるなんて日常茶飯事だし、そのどこからともなく廻って来る情報をまた発信拡散するなんてのもまた流行りでしょ・・・

 まぁそれもチェーンメール云々でやり尽くされているお話だけどさ・・・




 いやサマラのルーツをアナログで苦労して辿ったにも関わらず、それが無意味と帰す無知蒙昧な者たちのそしてさらなる無知蒙昧な者たちへの映像の拡散を皮肉と見るべきか・・・

 情報の真偽を自ら確かめ様としないまま鵜呑みにしたり、真実だと思い込みさらに広めてしまう事が頻繁に起こり得る昨今だからの批判か・・・






〇疑念
 最初の飛行機の件は、1人だか2人の7日間作用がなぜ乗客全てに適用されるのか巻き添えになったのかとというところが不明なままなんだけど、その説明及び解釈って為されてたっけ?

 厳格なルールがあるからこういったジャンルは面白いのに、初っ端からそれを放棄したのはこの作品の致命的な欠陥だよね。




〇最後に
 脚本の1人は「ボディ・ハント」(2012)の人か。確かにポイわ。


 ではでは・・・



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