2017年11月19日日曜日

ラスト ナイツ(2015)

ラスト ナイツ


~信念~


〇はじめに
 忠臣蔵あんまり知らないんだよな・・・



〇想起する作品
 「ラストサムライ」(2003)
 「300」(2006)
 「キングアーサー」(2017)



〇こんな話
 忠臣蔵。


〇信念
 「47RONIN」(2013)がファンタジー化でウケを狙いハチャメチャやった挙句オオゴケした忠臣蔵という題材を、騎士道を基軸に日本人監督が調整修正を図り、世界で通じる作品をと頑張ったそうな・・・テキトウ。




 武士道精神と騎士道精神とは相通ずるものがあるようで、いやどこか絶対的に相見えないものがあるようで・・・ 仇討ちもしくは復讐へと向け動き出す、そして全うする彼らの信念というものが混乱を来すようだ。

 まぁ〇〇精神って言ったって時代によりけりだろうし、そもそも武士ってそんなでも…って話があるわけだけど、日本で育った日本の教育に触れた人間としては慣れ親しんでいる歴史や作品等で植え付けられている価値観というものがあるわけでね。これがあるかないかで…という溝を埋めるべく、女性を重んじるはずの騎士道の揺らぎを散りばめつつ、信念というところの醸し出し方が中々に面白かったと思う。



 一族諸共領土を追われたことで自堕落な日々を送り続け部下からも見放されたライデンであるが、これは復讐を恐れるギザ・モットがつけた監視を欺くためであった。

 これにより表向きの行動から真意を図ろうとする、いやそもそも真意など求めておらず外堀から相手の行動を束縛することで私欲を満たせれば良いという者と、

 忠誠を誓った主君への仇討ちもしくは復讐を達成せんがために表向きはどうであろうとひたすらにどこまでも忍耐強く内に秘めた信念を貫き通す者との対比が際立つ。


 自らの恐怖を克服できずただ闇雲に城の防御を強化するギル・モットのおかげで要塞攻略は盛り上がるし、根底を同じくする騎士道精神を貫き通したが故に衝突するライデンとイトーとの一騎打ちも見応えがある。






〇最後に
 忠臣蔵が題材の作品に手を出してみるかな。

 ではでは・・・




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