2016年10月25日火曜日

ボーン・レガシー(2012)

ボーン・レガシー


~外郭~


〇はじめに
 マッド・デイモンとマーク・ウォールバーグは互いに間違えられるそうで。

 今作の主演ジェレミー・レナーとジェラルド・バトラーも似てるよな~。この2人はまだ共演してないよな??



〇こんな話
 「ボーン」シリーズの裏(陰となってしまったところ)で起こっていたこと。起ころうとしていること。



〇総評
 ジェイソン・ボーンを中心に組織の陰謀にアプローチするのではなく、ジェイソン・ボーンもただ歯車の1つに過ぎないという見方がメインであるので、どうしてもシリーズにおける補足説明に重きを置きがちになっている。小から大へのアプローチではなく、大から小へのアプローチ。というより大を見せたいってな感じか。

 「アイデンティティー」「スプレマシー」「アルティメイタム」とシリーズ通してやった、個が巨悪に立ち向かうという構図。とある(限られた)情報を基にピースを繋ぎ合わせ、紐解いていくカタチとは少々異なり、とりあえずザックリと概要を見せたい気概を感じる。新事実の発覚により真相が究明されていくのではなく、今までに築いてきた枠組みに足りないピースをはめていく作業。それがこの映画内だけで完結するものではなく、シリーズありきのものであるが故にどうも単調に感じる。

 うまく説明できないが、ジェイソン・ボーンというピースから眺めてパズルの完成形を思い描いていたのが、もうすでにパズルの外郭はできており、そこにピースをはめていく感じ。シリーズを踏襲したカタチではあるわけだが、どうも散漫になっているのは否めない。

 「ボーン」シリーズということで、ジェイソン・ボーンという存在ありきではあるわけだが、それが功を奏した3作目までと、それがネックとなってしまった今作という印象を受ける。

 しかしこの作品にて1つシリーズの締めくくり(補完)としているのは総じて良かったところか。


〇最後に
 こっちもシリーズ化されるんかな? そしていつか本シリーズとリンクするのかな?


 ではでは・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿

悪女 AKUJO(2017)

~アクションは爽快~ 〇はじめに  韓国ではこの方はイケメンの部類なの? 〇想起する作品  「ニキータ」  「アンダーワールド」(2003)  「KITE」(2014)  「ハードコア」(2016)  「レッド・スパロー」(2018)...