2016年10月5日水曜日

バイオハザード(2002)

バイオハザード


~美裸・ジョボビッチ~


〇はじめに

 さすがミラ・ジョボヴィッチ 掴みはバッチリだぜ!!







〇こんな話
 何が起こってるかわからないけどとりあえず任務は全うしようそうしよう。



〇エゴ
 最初にクイーンが暴走したとされる原因は我々鑑賞者にだけ観せられている。しかしそれが何を目的としたものだったのかがわからない。そしてどんな状況で何が起きようとしているのかもひたすらにわからない。アリスの記憶喪失も相まって事態は混迷を極めていく。

 事態の収集に特殊部隊が送り込まれるわけであるが、彼らも同じ状況である。何が起きているのかが定かではない。しかし1つだけはっきりしていることがある。下された命令を完遂することである。レッドクイーンのシャットダウンだ。

 とある事態に陥ってからの結果論ではあるが、彼らはクイーンがなぜ施設を閉鎖隔離したのかという状況を一切精査・考慮することなく行動したことになる。それを決定づける1人の男(マット)も描かれた。これが後々明らかになるそもそも起きた原因というところに効いてくるわけだが、その前になぜこのような状況が生まれたのかというところを少し・・・

 秘密裏な実験から情報漏洩を防ぐためにひたすらに対策が敷かれていたわけであるが、ではなぜ対策が敷かれなければならなかったのか。根幹にあるのが競争意識(闘争本能)である。アンブレラ社の伸し上がりは最初に説明された。全米最大の企業に成り上がったと。これはつまりライバル企業を出し抜いてきたことを意味する。聞こえが悪いので何かしら優位に立ってきたとしとこう。さらには兵器開発。よりシビアな業界だろう。

 まぁざっくり金儲けですよ。利権と言っても良いのかな。独占欲、支配欲。この辺りはテキトウに「アイアンマン」でも参照しとけばいいのではなかろうか。



 根本的には一部の者の過剰なるエゴで劇中の事態に陥ったことになる。そんな者たちですら例外は無く全てを把握している者などいない。皆それぞれ限られた情報を基に行動したが故の事態。アンブレラ社の体質、裏切りによる自己利益還元(金儲け)。


 それに対して隊員たちの助け合いがひたすらに観せられた。感染者を即時隔離及び排除するクイーンとの対比でもある。

 この「クイーンと人間」及び「人間同士」の対比で際立ってくるのが、感染者と判断する線引き(段階)の違いである。しかし最終的に人間が陥るのは攻撃されたら自らを守るという防衛本能であり、その究極系が相手を排除するという選択だそしてワクチンの万能ではない一定の効果である。それらを踏まえ移行する。自らが攻撃される前に排除するべきだと。これは人類のVSウィルス戦争の歴史そのものである。


 アリスが記憶喪失から記憶を取り戻すというところも何かの示唆だったのか。抑圧されていた記憶が溢れ出すということ。人間が抑え込んでいる本能的なものが死して解放されるゾンビという存在に相通ずるものがある。物理的にハイブで抑えきれなかったウィルス感染についてもだ。どこまで狙っていたのか・・・

 


〇最後に

 これは何プレイなん??




 そしてこれはセーフなんか??
















 これ見えないように工夫したり、演技指導があったんかな~・・・



 ではでは・・・



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