2018年3月10日土曜日

リーカー ザ・ライジング(2008)

リーカー ザ・ライジング


~死の訪れ~


〇はじめに
 死を自覚できずに死ぬ… これ哲学だな。



〇想起する作品
 「ヒッチャー」(1996)
 「アイデンティティー」(2003)
 「-less[レス]」(2003)
 「スライド」(2004)
 「ステイ」(2005)
 「LAST7」(2010)
 「スモーク」(2012)
 「ミッドナイト・アフター」(2014)



〇こんな話
 我が名は、リーカー!!







〇死の訪れ
 清潔感溢れる?極一般的な?ひ弱そうな?紳士が運転する車…




 …をヒッチハイクしようとする汚らしい服装の一見如何にもな野蛮人。



 どちらが善でどちらが悪かと期待させたところを真っ向から覆す導入。シリアルキラーの残虐性を際立てると共に、この逆転劇が究極は生と死を…という1つの縮図だったのか・・・


 前作がどういった話なのかわからないが、早々にオチの見当はついてしまう。走馬燈なのか、生と死の狭間の世界なのかと。中盤に核心ついてしまうし・・・

 彼らが迷い込んだ世界がどんな場所なのかとあやふやなままであるという前提なのか、いや確定させたいのかがわからないのだが、何とかして死に抗おうとする緊迫した命の駆け引きが展開されることで、その世界における死を絶対的なものであり避けようのないものだと定める事はできるか。

 リーカーに殺されることに対し、現世と中間世界において流れる時間のスピードが違うということで中間世界に存在できるリミットを設け、生と死の差別化が図られてるのだろうけど、中間世界における消滅を死ではなく生として位置付ける他作品もあるから多少わかりづらくはあるのよね。



〇最後に
 リーカー後継者問題は簡単に解決できる様で、生けるモノ全て死は絶対に避けられないというお話へと帰結するのかな。前作も観てみたいな。


 ではでは・・・




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