2014年11月12日水曜日

蜩ノ記(2014)

~時、間~


〇はじめに 
 邦画をあまり見ず、さらにはこういった時代ものをほとんど観ない私にとっては、この日本人が作り出す独特な日本の文化は何とも心地よく、落ち着いた雰囲気で観ることができた。 
 しかし話としてきれいすぎるな~。まぁその世界観に堀北真希は見事にハマっていたと思うわけだが。

〇時、間
 場面場面における間の取り方が非常にすばらしい。これぞメイドインジャパン。外国映画に毒された日本文化の表現では決して表現できないものがこの映画にはある。しかし、全体の流れとして観ると、どうも途切れ途切れに思えてしまう。場面ごとのつながりがどうもちぐはぐと言うか。しかしそれは作品の中で何度か語られることになる、一日一日を大切に生きるということを感じさせるためにわざとやっていたのかもしれない。季節の変化、関係性の変化、情勢の変化など全体として観せるのではなく、場面場面でそれぞれ考えさせるというか、1つの完結を迎えるというか、何を私は言ってるんだか・・・。

〇最後に
 この映画はコンディションを整えていかないと、ほぼ確実に寝る。表現がとても落ち着いている。落ち着きすぎている。それに安心してしまうのである。良く言えば心地よい映画である。悪く言えば退屈な映画である。

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