2017年6月7日水曜日

ジョーカーゲーム(2012)

ジョーカーゲーム


~枠にハマる~


〇はじめに
 北原里英ってのは何押しなの???



〇想起する作品
 「バトルロワイアル」

 「10億分の1の男」(2001)
 「脳漿炸裂ガール」(2015)
 「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」(2016)
 

〇こんな話
 ババ抜きしま~す。





〇枠
 ゲームを勝ち抜いた者がこれからの日本を支えていく存在となるとかなんとか・・・



 この人味があり過ぎて怖いんだよ・・・



 ゲームを勝ち抜く「実力」とそれを補う「運」というものを持ち合わせた存在を選りすぐる見極めるということに関しては確かにピカイチなんだよこの方法は。でもね、彼らが狙っているものは何か。ここをもっと考えなきゃいかんよ。日本を背負って立つ??

 あのさ、世界と戦っていくんだろ?? 今からこういうゲームをします。こういうルールでゲームを行いますって前置きがある状態ってどんなよ?? 誰かがその場を提供してくれてるってことだろ?? はいはいはい皆集まってぇ~、今から始めるよぉ~、よぉ~い・・・という状況。これを考えてほしいんだよ。

 如何に抜け穴を探そうと結局それはルール内なんだよ。現状のルール内でできることをするのではなく、現状打破と新たなものを構築する力こそがこのゲームの仕掛け人たちが目指すべきところだろ。これを企画している奴らが作りあげたいのは結局奴隷ってことになっちゃってるんだよ。如何に歪な型でもハマれる人間性を構築しようとしているに過ぎないんだよ。逆でしょ、狙いは。型にハマる枠にハマるのではなく枠組みを創る側でしょ、育てたいのは。

 まぁそこから抜け出そうとする者たちが作品としてのテーマなわけだから別に構わないんだけどさ。その点をもう少し描いて欲しかったかな。脱落者の矯正よりも学校ごとに地区ごとに延々と選抜されていくシステムとかさ、ありきたりだけど。大学進学ってのもまた競争なわけだから、この時点での極端な環境の変化への適応順応ってところが描けてれば十分ではあるのかな。


 いや待てよ、これって学校というシステムへの皮肉があるのかな?? 学校という枠、クラスという枠、教師という枠。教師絶対主義から今日まで学校という形態が変化してきたわけだが、それを懐古しようとしているわけだよね。ここから何を見つめなおせるかって展望をすべきなのか?




〇最後に

 右の子がヒロインでよかったと思うけど・・・







 ではでは・・・




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