2017年7月17日月曜日

モスクワ・ゼロ(2006)

モスクワ・ゼロ


~悪魔~


〇はじめに
 この子の良さは暗闇じゃ出ないと思うがな・・・





















〇想起する作品
 「アローン・イン・ザ・ダーク」(2005)
 「リセット」(2010)



〇こんな話
 地下に悪魔がいるらしいよ。





〇悪魔
 神へ反抗した者が天国に届こうとする寺院を建築しようと試みた。しかしそれを建てる上での基礎工事として地獄に届くほどの掘削をする必要があった。

 どゆこと?

 天国 ← 大地 (→ 地獄)

 こういうことですよね? 天国に辿りつくことイコール地獄へと?? ただ地獄へと道が通じてしまったという事実だけを押さえればいいのか?

 天国までの道を築こうと上ばかり見ていたらいつの間にかに足元は地獄だったと・・・


 都市伝説を追っているセルゲイ。修道院(礼拝堂?)を探しに地下へ地下へと潜っていく。どうやら地下は迷宮となっており迷っているようだ。

 このセルゲイとやらを起点に、彼の消息を負う友人パートともう一つ何かに追われている少女パートがある。計3つのパートで話は展開される。


話をざっくりまとめると・・・

 修道士と子どもたちに何があったのかを追いかけるセルゲイを追いかける友人。

 少女たち ← セルゲイ ← 友人たち

と追いかけていくという展開だと認識させている。時系列的にもこの順序なのだろうと・・・




 ・(地上に住む)我々は地獄の入り口にいる

 ・シスターナタリアは子どもたちを地下から外に出さないために出口に地獄と書いた


 多分この2つがなんかあるんだよね。地下の存在がイマイチわからないのだが、子どもたちにとっては地獄だったとセルゲイは言っている。でもその前に少女が地獄の門が開いたと言っており・・・。これは地下鉄工事にて川の流れを変えたからとされている・・・


 地獄の入り口とされていたところが実は修道院(地上)への出口だったという・・・

 地獄の門が開かれたとして、少女たちは地上への出口を探している(逃げている)。しかし子どもたちこそが悪魔だったってなオチなんだよな多分。その案内としてシスターを探し求めており1人が捕まりその後解放され泳がされたと。

 

 地上 ― 地下迷宮 ― 地獄

と繋がっており、

 シスターが子どもたちを地下に閉じ込めていた。その記憶で少女たちは動いている。


 いやそもそも悪魔だったのかってなところまで展望するべきなのか? 子どもたちは侵入してきた大人たちを悪魔だと思ってたんだったか? 地下に眠っていた子どもたちを最後地上に解放したのは、彼らがシスターと定めた者(リュバ)だ。故にシスターに導かれたと言ってもいい。彼らはシスターをずっと待っていたのだ。彼らの地上への解放は果たして浄化なのかそれとも・・・



 それとも悪魔を創り出した、創り出しているのはってな話なのか?



 まぁ何で子どもたちは地下に隠れたのかってところから展望するべきなんですかね。


 その時代における地獄とは地上と地下とでどちらだったのか? 現代においてはどちらが地獄なのか? この時代の比較をしてみると天国と地獄の関係性も少しは見えてくるのかな。我々は果たしてどちらに向かおうとして、どちらに向かっているのか。





〇最後に
 Oksana Akinshinaが出ていることで観たがようわからんかった。

 ではでは・・・




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