2015年7月21日火曜日

脳内ポイズンベリー(2015)

~選択肢~ 

〇はじめに 
 で、でけぇ。 

〇こんな話
 頭の中がぐちゃぐちゃします。

〇脳内会議 
 まず5人の感情を定義づけしていないのがうまい。それぞれの感情に明確な名前などないからな。人それぞれに幅を持つ感情を、1つの解釈や方向性に持って行ってやる必要は無い。 
・・・と思っていたのだが、公式サイト見たらバリバリ書いてあるのか。あと感情ではなく、思考という設定なのか。下調べが足りんかった。真木よう子を観たいという動機だったからなと言い訳。 

 
〇選択肢 
 生きることは、人生は選択の数々であると。 我々は常に何かを選択している。選択肢が複数あるときもあれば、1つしかない時もある。選べる時もあれば、選べない時もある。リミットがある中、何かしらの答えを出さなければならない。タイミングの問題が大きい。あの時にやっておけば良かったと。過去の分岐点を後悔することがある。 

 大げさに考えてくれなくていい。例えばとある朝の「おはよう」を次の日の夜に返したりはしないでしょと。こんな小さな選択から人間関係は変化していくわけで。はじまったり終わったり、うまくいったりこじれたり・・・。

 勝手に大きく見ていくと、どんな人生を辿るべきなのか、といったことになるのか。選択は年齢が上がるごとに絞られていく。制限されていく。周囲の圧力や社会的規範によって形作られていく自分の中の固定観念。世間的にこうあるべきだという自分との対比として持ち出されるオーソドックスな人生及び人間像。勝ち組や成功者とされる誰もが憧れるであろう、幸せであろう明るい未来。自分という存在の内外からの圧力で勝手に選択肢を狭めていく。狭められていく。
 
 いつまでも子どものままではいられない。いつでもやり直しは利く。この辺の人によって異なる価値観、情報の発信の仕方や受け取り方を、2人の違ったタイプの男(本能型と理性型)と、脳内会議でそれに揺れる主人公、さらには事実と異なる改変を交えた過去回想を映しだすことで見せていく。

 さあて、どこへ向かっていくのでしょうか(遠い目)。

「30歳でそんな帽子被ってんのかよ」m9(^д^)プギャー
ここめちゃんこおもろかったわ。

〇揺れ
 動揺において、隔離していた感情が飛び出してくるような演出があった。 これと掛けて是非とも、会議室の揺れを別のものでもやってほしかった。お山が2つ激しく揺れていると。最初の階段を駆け下りるシーンで、なぜあんなに見せつけたのか。ボンデージ女が5人を眠らせた。その起きる場面を、とある行為の最中における揺れにしても良かったのではないか。
「何だ、この揺れは!?」 
上下左右にグワングワンと。 
感情云々を性的快楽という観点からも是非とも描いてみてほしい。

〇余談
 衝動(ハトコ)の女の子、「さいはてにて」の女の子じゃないか。この子うまいな。桜田ひよりさんです。
 
 神木君も◎ 「バクマン」観ますよ!!

 だがしかし、この作品は最後全て西島さんに持ってかれるな。かっけえええ。

 あと年齢公表してない吉田羊に女のなんたるかを語らせるのはさすがだね。

 
〇最後に
 まぁこれって突き詰めれば、自分っていったいどこからどこまでが自分なんだって話になるわけでしょ?? 仮に指が切断されたら、その転がった指はあなたですか?と。自分の指であることには違いないが、その指が自分という意思を有しているのか?と。

「さぁ、会議を始めよう!!」



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