2017年10月29日日曜日

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017)

~沖縄~



〇はじめに
 突然Jアラートなるものが鳴り響いた朝があったが、その時にある方はまずこう語った。「ミサイル発射直後から完璧に事態を把握していた」と。そして「国民の生命を守るために万全の態勢をとっていた」と。

 私はここに違和感を覚えた。国民の生命どうのと謳うのであれば、体面ばかりを保とうとする状況説明よりもまずは国民の身を案ずる一言があるべきではないか。朝からお騒がせして申し訳なかったと。子どもたちは怯えていませんか?大丈夫ですか?と。事態を把握していたにも関わらず国民の皆様にご心配をおかけしてしまったことは我々の力不足ですと。たった一言二言三言あるだけで彼の目線の先に何が見えているのかという印象は全く以て異なったはずだ。しかしあのとき彼の目には国民など映っていなかった。



〇想起する作品
 「不屈の男 アンブロークン」(2014)



〇こんな話
 チェ・ゲバラを想ったんだよね・・・


〇日本
 沖縄の米軍基地における議論において、

  米軍がいるから~・・・ 米軍がいなかったら~・・・

として話が独り歩きを始める様をよく目撃するが、ここには沖縄に住んでいる人たちの被害は含まれていない。

 仮に米軍が日本を守ってくれている、どこかしらの国からの侵略の防波堤になってくれているとするにしても、ではその米軍により被った沖縄の方たちの被害はどのように扱われるべきのか。必要な犠牲?尊い犠牲とでも言うのだろうか?


 戦後沖縄は日本ではない、そして沖縄に住む人間は日本人ではないからと何をしてもいいと政府が認めたそうな。その分本土における自称日本人たちは守ってくれと・・・

 要は沖縄を犠牲に本土の威厳を保ったんだ。今でもそんな意識が自称日本人の意識の根底に蔓延っている気がしてならない。形式的な返還は為されたが、未だに沖縄は遥か彼方に取り残されているのではないだろうか。



 米軍基地に原発に大いに結構。全部東京に集約すればいい。守ってくれるんだろ? 安全なんだろ? その方が指揮系統の乱れも少ないだろうし、送電ロスも無いじゃないか。電気代も下がるだろうよAHAHAHA  それができないで国民の安全を守るためだ、安全でコントロールだよう言えるわ。満員電車の緩和策に良い方法があるよ。毎日オスプレイで通勤通学すればいい。安全であるという何よりの広報だ。






〇単純に疑問
 アメリカは天皇を利用して日本の統治を図ったわけだけど、カメジローという主導者は潰そうとしたんだね。これは日本ではない沖縄という場における判断なのか、芽が出ない内に潰してしまおうとする意志があったのか。合理性を欠いていたとの証言があったけど、後々の彼の影響を考えると完全に悪手だよね。





〇最後に
 右も左もなんだか過激になってきたよね。そういう派閥ありき衝突ありきで組織も国も成り立つんだろうけど、なんだろうね・・・ お互いを見ずに罵り合ってるというか、勝手に敵を創り出して別々の敵を相手にしているというか・・・

 何を目指すべきなんだろうね。どうすればいいんだろうね。


 ではでは・・・




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