~単純VS複雑~
二人のマジシャンによる、瞬間移動マジックのタネ(〇〇VS複製人間) 対決が主軸にあるお話。
灯台下暮らし、オッカムの剃刀 この辺がキーワードになってくるのでしょうか。
マジックにおける三段階システム
1.フレッジ 確認
2.ターン 展開
3.プレステージ 偉業
らしいです。映画のタイトルは三段階目。
〇騙される心理
ヒュー・ジャックマン側は、テスラの実験装置の描写(実験段階の実験装置の原理)から複製人間作製というタネは簡単にわかるし、二人同時に出てこない(出さない)ことから、もう一人がどうなっているかも想像がつく。水槽を運びこませたりするところからも。問題はこのタネが高度な技術(科学)によるものだということ。そして大きな代償を支払っているということ。これが頭に入るとその後映画の中でひたすらこのタネがチラつく。ここが騙されるポイント。
対してクリスチャン・ベイル側のタネは劇中に直接出てくるし、間接的にも散りばめられてはいるが、複製人間というタネに集中しすぎてしまうために、もう片方の瞬間移動のタネがこれに対抗しうるような、突飛なものと勝手に勘ぐってしまう。仮に本当の答えにたどり着こうともそれを排除されるか、されかねない状況に陥る。ゆえに最後騙される。というか納得させられてしまう。考えが一周回ってしまう感じかな。
マジシャンネタだけに疑わなければならない状況に陥れられるために、見抜けない。さすがとしかいいようがない。くそ、騙された。
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