2018年12月29日土曜日

ザ・ミッドナイトマン(2017)

ザ・ミッドナイトマン


~全然やりたいと思わない~


〇はじめに
 あのさ~、どういうゲームをプレイしたいと思うか、プレイしたくなるかをもう少し考えようよ・・・ ここ解消するだけで全然変わるって。



〇想起する作品
 「ジュマンジ」(1995)



〇こんな話
 ミッドナイトゲームやってるうううううううううううううううう!!!!







〇もっと楽しそうなゲームいっぱいあるよ
 始め方はわかるけど何が目的なのかがわからないそしてルールがわからないゲームを遊んでみようと思うか?

 こうこうこういうゲームだろうという大まかな認識があったり、この類だろうという類似のゲームを知っていたり、何より楽しそうとかワクワクするとか、代償に対する大きな見返りがあったりってのが大事でしょうよ・・・ 「ジュマンジ」とか「ザスーラ」を見てみろよ。まぁアレはホラーというジャンルではないけど。

 始めるに当たって行う儀式が割と手の込んだものであるというのも割とキツいよ… 彼らの意志で始めたということになるからね。男は楽しそうではないと言ってるんだぜ。なんで次の瞬間にゲームを始める気になってんだよ。間髪入れず始めてんだよ。



 最初に出てくる1953年を生きていた幼さの明確な子どもたちならまだわかるよ。後々明かされるゲームからハブられた存在を明示することでその意味合いは補完されているし。でも時代を現在に移しての割とおとなしめの学生(俗に言うパリピじゃない人間)という設定、しかも全くゲームをやる流れじゃないってのはどうなのよ。幼馴染である2人の主従関係を見るところなの?

 まぁテレビが無いから映画を観られないというお話はあったよ。でもさ、全くどんなゲームかもわからないゲームやろうぜってなる?? しかもつまらなそうなヤツをわざわざ。


 説明書読まないで、操作方法を確認しないでゲームを起動するみたいなのと同義に捉えるべきなの? やっていく内に覚えていくでしょみたいなノリ? 時間はたっぷりあるし…みたいな? でもさ、そういう場合ってジャンルなりどういったゲームなのかって大まかなことはわかってるからできることでしょ?




 スマホに親しみのある人物とも最初に観せてるのも苦しいよね。ミッドナイトゲームって何だろう?とか検索しようと思わない?? まぁ思わないならそれでいいんだろうけどさ。でもそれなら後々登場する友達は悪手だよ。そいつミッドナイトゲーム知ってるんだぜ… 検索すればすぐに出てくる代物って言っちゃってるんだぜ… せめて電波が届かないとか電池切れとか停電で充電できないとかその他もろもろやりようあるじゃんよ。制限時間の件もお前ら携帯持ってんだからそれを確認しろよ・・・携帯を封じないとダメだよ。




 あとルール”という表現が至極曖昧過ぎる。ミッドナイトマンは別段ルールを破っているわけじゃない。ルールを捻じ曲げているのではなくルールの解釈を捻じ曲げているだけ。ここの扱いが雑過ぎやしないか? 劇中の人物たちというより作品として、考え得るゲーム展開の思案が足りなすぎるよ。

 いやルールに則る上で、そのルールを絶対視する馬鹿正直な若者たちを描き出すことが目的としてあるのかな? 俗に言うマニュアル人間というものを描きたいのか。その文言を文字通り理解し融通の利かない者という意味での。それならそれで彼らを肯定的に否定的にどちらに捉えればいいのよ?




 そもそもミッドナイトマンももっとゲームを楽しそうに魅せる努力をしろよ。ついつい始めたくなっちゃうようなさ。代償に対する見返りくらいチラつかせりゃ一発だろうが。「ファイナル・デッドゲーム 降霊鬼」くらいのノリは欲しいぜ。



 いろいろとおかしいってコレ・・・




〇最後に
 やることないならツムツムでもやってろよずっと。


 ではでは・・・

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