ブレイド(1998)

ブレイド

～違い～

〇はじめに

　こういうお茶目なウェズリー・スナイプスが観れます。

〇こんな話
　ブレイド ＶＳ ヴァンパイア（純血種 ＶＳ 元人間）ってなお話。




〇違い
　ヴァンパイア側に純血種と元人間との対立があるわけだが、純血種側は人間との協定を結んでおりなんだかんだ事無かれで生き残ってきた。それに対して元人間組は人間は食い物だと言う。ヴァンパイアが世界を牛耳るのだと。

　そもそも純血種が人間を噛んだからこの対立が起きたわけで・・・　まぁそれは置いといて・・・

　この要素（対立）をおもしろくしているのが古文書の存在だ。純血種の中では誰も読めなくなった古文書を、元人間のフロストがひたすらに解読しようと試みている。何だかんだ読み解き一波乱あるわけだが・・・。

　これはヴァンパイアにおける歴史や文化・伝統を示しているわけであろう。純血種でありながらそれを伴わず廃れさせても生き永らえてきた者と、人間からヴァンパイアになり邪な目的ながらもヴァンパイアの歴史を紐解こうとしている者。時代に順応する中で純血種であることしかもう縋るものが無い者と、中途ヴァンパイアでありながら本来のヴァンパイアの在り方を謳歌しようとする者。

　ブレイド側からヴァンパイアという立ち位置を定めるだけでなく、このヴァンパイアの内紛を観せられることでよりヴァンパイアという存在が際立つ。そしてブレイドはヴァンパイアなのか否か、人間なのか否かという「違い（対立）」というところにもだ。２作目にて「共通」する面が強く語られることになるわけだが、今作はその点でシリーズ化を見越したうまい作りなのではなかろうか。

〇最後に

　ではでは・・・